チャーター便とは、A地点で荷物を集荷してB地点まで配達するまでの距離で給料が決まる運送形態になります。

バイク便の荷物が多いケースと考えるとイメージしやすいかもしれません。

軽貨物事業におけるチャーター便の動き方や目安となる運賃表、注意点、最近主流のギグエコノミーについてまとめましたので、参考にしていただければと思います。

チャーター便の一日の流れ

チャーター便でのドライバーの動き方に決まりはありません。

ただ、大きく前日までにチャーター便の予約があるパターンと予約がないパターンで動き方は変わってきます。

それぞれの動き方はチャーター便のドライバーの動き方としてご紹介します。

前日に予約があるパターン(中距離チャーター2本)

  • 9:00到着
    前日までに予約があった積み地に到着。

    予約で指定された時間、担当者、荷物の名前、個数を確認して車に積み込みます。

    指定された時間の10分前に到着し、指定された時間は厳守になります。

  • 9:15出発
    専用の端末などもなく、基本的には荷物を積み込んだら出発となります。

    依頼者によってはだいたいの到着時間の目安に出発コールが必要になるケースもあります。

  • 12:00終了
    配達先に荷物を配達して現地で終了。

    2便目の集荷時間まで待機。

  • 14:00集荷
    1便目同様、予約で指定された時間、担当者、荷物の名前、個数を確認して車に積み込みます。
  • 14:00出発
    1便目同様、荷物を積み込んだらすぐに出発します。
  • 19:00終了
    配達先に荷物を配達して現地で終了。

    現地で解散。

前日に予約が入ってないパターン(長距離チャーター1本)

  • 7:00待機
    前日までに予約がない場合は家で待機となります。

    委託業者や協力仲間からの依頼があった場合に、すぐに出発できるように着替えて身なりを整えておきます。

  • 9:00出発
    依頼の電話やメールがあったら、なるべく早く家を出て集荷先に向かいます。

  • 10:00到着
    指定された時間、担当者、荷物の名前、個数を確認して車に積み込みます。

  • 10:15出発
    荷物を積み込んだらすぐに出発します。
  • 17:00終了
    荷物を配達したら現地で業務終了となります。

チャーター便運賃表例

距離 税抜運賃(税込み)
20km迄 4,500円(4,950円)
21km〜50km迄:1kmにつき 200円(220円)
51km〜100km迄:1kmにつき 150円(165円)
101km~150km迄:1kmにつき 120円(132円)
151km以上:1kmにつき 100円(110円)
チャーター便料金シミュレーション

東京都江東区~大阪府大阪市まで(距離600km)

20km迄:4500円

21km~50km:200円×30km=6,000円

51km~100km:150円×50km=7,500円

101km~150km:120円×50km=6,000円

151km~600km:100円×450km=45,000円

6,000円+7,500円+6,000円+45,000円=64,500円(税込み70,950円)

上記の料金表は一例ですが、軽貨物事業のチャーター便は細かく料金が設定されています。

一般的に、最低基本料金が設定されていて、走れば走るほど1kmあたりの単価は下がる傾向にあります。

軽貨物事業だと、100km以下の中距離のチャーターが多いので、目安として100km走っていくらになるのか頭に入れておいたほうがよいでしょう。

ちなみに原則、チャーター便は緊急便になりますので、荷物を積み込んでからは高速道路を使って配送する事になります。

その際の高速料金は、基本的には依頼者持ちになりますが、一応高速道路の使用が可能か、料金は払ってもらえるのか確認しましょう。

チャーター便は気持ち的にも肉体的にも優しい

仕事の流れを確認してもらえれば分かるかと思いますが、チャーター便は基本的に、A地点で荷物を積んでB地点で荷物を降ろす単純な配送になります。

単純な配送とは語弊がありますが、チャーター便は宅配便のように何百件も配達してそこに不在があったり、再配達の時間指定があったりなどがありません。

案件によっては1件積み3件降ろし、2件積み1件降ろしなどもありますが、それほど複雑ではないのが特徴です。

また、荷物にもよりますが大概は段ボール4~5個程度が多く、案件によっては封筒モノだけということも珍しくありません。

このようにチャーター便は気持ち的にも肉体的にも優しい仕事になります。

繁忙期は稼ぎやすいがそれ以外では安定して稼ぎにくい

仕事の流れや内容を聞くとチャーター便のみで生計を立てたいと考えるドライバーもいますが、それはあまりおすすめしません。

なぜならチャーター便は繁忙期と言われる3月、7月、8月、12月は荷物が動く季節になるので、大きく稼げる可能性がある仕事ですがそれ以外の季節では、仕事の量がバラバラで収入が安定しない傾向にあるからです。

その為、チャーター便を走るドライバーでも平日は月曜日~金曜日まで決まった仕事をして、その合間(平日夜、土日祝日)にチャーター便を走って収入を上げる、チャーター便を副収入と考えているドライバーが多いです。

それでも繁忙期には70万円~80万円程度稼いで、それ以外の月は20万円~30万円稼げればいいやと考える方であればチャーター便一本で検討してもいいかもしれません。

チャーター便は『待機』と上手く付き合っていく必要がある

チャーター便の仕事は、仕事と仕事の合間や集荷前、家での待機の時間が発生します。

この待機の時間と上手く付き合っていかなければならない仕事になります。

また、待機していても仕事が発生する確証もありません。

待機中はこのような不安とも戦っていかなければなりません。

現在では、待機中にスマートフォンでU-NEXTやhuluなどの動画サービスで待機時間を紛らしているドライバーが多いです。

ちなみに、集荷待ちや配達先での生じる待機時間(30分以上)に関しては料金が発生するケースも多くあります。

併せて依頼者に確認して請求するようにしましょう。

最近はギグエコノミーによるチャーター便で稼ぐドライバーも多い

主なギグエコノミー(軽貨物)

ウーバーイーツ/PickGo/Amazon Flex

pickgo案件依頼画面

軽貨物の世界にもギグエコノミーでの働き方が増えてきています。

ギグエコノミーとは、インターネット(スマートフォンのアプリ)を通じて単発の仕事を受注する働き方になります。

インターネットから案件を探して、自分の希望する時間帯の仕事がないか探してエントリーをします。

エントリーの中から、過去の配送実績を見て依頼者が最終的なドライバーを決めます。

このように軽貨物業者に所属せずに、フリーランスとして活動するドライバーも近年では多くなっています。

チャーター案件で稼ぎたいと考えている方であれば、ギグエコノミーでの働き方も検討してみてもよいでしょう。

⇒ 軽貨物マッチングアプリ比較

チャーター便で旅行がてら仕事をしよう

チャーター便(軽貨物)の仕事内容まとめ
  • 精神的・肉体的に優しい
  • 荷物が運びやすい
  • 待機時間が発生する
  • 最近の主流はギグエコノミーによるチャーター案件

チャーター便は老若男女問わず活躍できる仕事でとても人気のある仕事になります。

その為、競争率も高く案件の獲得には少しハードルが高くなってきています。(特にギグエコノミーによるチャーター便)

ただ、受注できれば1本走って数万円になりますし、配達先で温泉を浴びて帰って来るなんてことも可能です。

まさにチャーター便の醍醐味と言ってもよいでしょう。

また、帰りの便も予約しておいて、往復でチャーター便を走れれば理想です。

チャーター便は難しい仕事ではありませんが、緊急便の為、遅配にはとても厳しい罰があることもあります。

そのような特徴も踏まえてチャーター便にあたるようにしてください。

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