当然ですが軽貨物配送では雨の日も配達作業は行われます。

ただ通常時とは違った雨対策も必要になります。

雨対策を行わずに配送を行えばお客様からクレームが入る事もあります。

雨の日の配達にドライバーが気を付けるべきことをつご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

荷物を濡らさないようにビニール袋を用意しておく

荷物の積み降ろしや配達時に荷物を濡らさないように荷物をビニール袋に入れて配達するようにしましょう。

使用するビニール袋はイケアなどのバッグが手提げも付いていて持ちやすいです。

あと大容量のゴミ袋も一枚持っておくと、大きな荷物も濡らさずに運ぶことができます。

荷物は段ボールなどで梱包されていますので多少濡れてもお客様からクレームが来ることはありませんが、それでもずぶ濡れの荷物を受け取るとしたらかなり嫌な思いをするのは想像に難くないでしょう。

それでも滝のような大雨が降っていたら、一瞬でも荷物がずぶ濡れになる可能性があります。

その際は、配達を中断し雨が弱まったら再開するようにしましょう。

また最近は置き配による指定便もあることから、ビニールシートを用意しておくことをおすすめします。

道路が混みやすいのでいつもより余裕を持って自宅を出発する

雨の日は道路がいつも以上に渋滞しますので、自宅を出る時間をいつもより早くするようにしましょう。

特にチャーター便やスポット便であれば、荷物を集荷する時間が決められていますので遅刻は厳禁です。

時間に遅れていると気持ちが焦り、無理にスピードを出せば事故のリスクも高まります。

雨の日は到着時間よりも早く付いて集荷先、勤務先でゆっくり仕事に取り掛かるようにしましょう。

見晴らしが悪くなるので安全運転に十分に注意する

晴天・雨天別の事故件数の比較
参照元:首都高ドライバーズサイト
雨天時事故形態別割合
  • 追突:34.6%
  • 車両接触:20.3%
  • 施設接触:41.5%
  • 横転・転覆:0.6%
  • その他:3.1%

雨の日は昼間でも暗く見晴らしが悪くなるので、いつもより安全運転を意識するようにしましょう。

首都高ドライバーズサイトによると、晴天時に比べて雨天時の事故件数は10倍になっているとの報告もありました。

特に宅配などに就く場合は、歩行者も傘を差していてこちらを確認できていないことも多いので、より慎重な運転が必要になります。

ちなみにフロントガラス、リアガラスにガラスコーティングを施しておくと雨の日の視界がまるで違います。

配達時のストレスを軽減させるためにも、ガラスコーティングおすすめです。

台車使用時の段差には十分に注意する

雨天時、印刷物などを台車に乗せて運ぶ際は段差に気を付けましょう。

段差にひっかかると荷物が崩れて水たまりに落ちると印刷物が使えなくなることもあります。

また、台車に積む時にも注意が必要です。

台車の底が雨で濡れている場合には、タオルなどで拭いてから荷物を載せないと荷物が濡れてしまいます。

下敷きとして、使っていない段ボールを敷くなどするのもおすすめです。

カッパ・長靴は車に常備しておく

雨の日のクレームは荷物によるものばかりでは。なく、ドライバーへのクレームもあります。

ずぶ濡れの配達員が荷物を持ってきて良い気分になる人はいないでしょう。

雨の日でも最低限の身なりを整える為にカッパ・長靴は車に常備させておきましょう。

別ページで、おすすめのカッパなどを軽貨物ドライバーにおすすめな便利グッズの一つとしてまとめましたので、そちらのページもご覧ください。

雨の日はトラブルが多いので心理的に余裕を持って仕事に取り組みましょう

雨の日の配達で気を付けることをご紹介しましたが、雨の日は気を配る点が多くなるので配達は大変です。

それでも軽貨物ドライバーとして稼働するのであれば雨の日は避けられません。

十分に雨の日対策をして、通常時と同じように正確に配送できるように心がけましょう。

最後に雨の日のメリットをご紹介しますが、お客様の在宅率は高いので不在が減り配完率(配達完了個数)が向上します。

劇的に在宅率が上がるわけではありませんが、私の体感では3割ほど在宅率が上がっているように感じました。

また、最近流行りのUber Eats(ウーバーイーツ)などは、雨の日にユーザーが増える傾向にあるので稼ぎ時になります。

雨の日は稼ぎ時!気持ちを切り替えて仕事に就きましょう。

なお、別ページでは軽貨物配送におけるよくあるトラブルをまとめたページもありますので、そちらのページもご覧ください。

⇒ 軽貨物配送のよくあるトラブル事例と対策

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