早朝案件（軽貨物）に就く前の確認事項

早朝案件（1便制の市場）の流れ

• 5:15出社

  業務委託契約を交わした市場へ出社します。
  
  ピッキングが完了した野菜を車に積み込んでいきます。
  
  荷物は前日、市場に発注があった野菜になります。
  
  各店舗の鍵を忘れずに持って出発します。
  
  

• 6:30配達開始

  無人の飲食店に配達していきます。
  
  飲食店によって決められた置き場があるので、荷物を確認しながら配達していきます。
  
  

• 11:00配達終了

  午前中に決められた店舗への配達が完了したら、回収したオリコンを市場に返却しに戻ります。
  
  

• 11:30業務終了

  オリコンを返却したら市場で業務終了となります。

早朝案件のメリット・デメリット

メリット

早朝案件は単価が一般的な相場と比較して1.5倍程度高く設定されていて、短時間でもまとまった収入となるのが特徴です。

業務内容的にもそれほどハードな内容にはならないものが多いので、割の良い仕事と言えます。

また、出社時の渋滞がないことや配達時は自分で店舗の鍵を開けて配達するので人に気を遣うこともありません。

自分のペースで仕事ができるので、なれてくると早く仕事を終わらせることもでき、時間効率の良い仕事にもなります。

デメリット

時間効率の良い早朝案件ですが、デメリットもあります。

一番のデメリットは、代わりのドライバーが見つけずらいことがあげられます。

基本的に1コースを任されたら、ローテンションなどはなく、そのコースを年間で担当することになりますが、もしも冠婚葬祭が入ったとしても、みなさん既に仕事が決まっていることが多く代わりのドライバーが中々見つかりません。

また、朝に弱いドライバーであれば寝坊によるリスクも高い仕事になります。

各店舗、その日の食材になるものを注文しているので、食材が届かないと営業する事ができず、場合によってはお店に大損害を与えることもあります。

その他、朝に事故に遭ってしまった場合には、事故処理を迅速に行ってもらえなかったり、走行距離が長い案件が多かったりとデメリットがあります。

主な早朝案件

早朝案件は、ほとんど場合ルート配送になります。

ルート配送の仕事内容に関しては別ページをご覧ください。

市場の仕事で大トラブルを起こした話し

早朝案件のトラブルの話しということで私の実体験をご説明します。

東京都江東区積み、2便制の野菜の配送案件での事になります。

まだその案件に慣れていなかった私は、通常の出社時間より早いAM5時半に出社して荷物を積んで出発しました。

しかし、歌舞伎町のあるビルのエレベーターに捕まってしまいました。

このエレベーターは一階の店舗の営業開始と共に自動的に作動するエレベーターで、それ以外の時間は鍵操作によって動かす必要があるエレベーターでした。

エレベーターを起動させる操作は、鍵をさしたら『開』『閉』を同時に押して、行きたい階のボタンを押すというものでした。

もちろん、そのことは私も知っていましたので、鍵操作によってエレベーターを動かそうとしましたが、何度やっても動いてくれませんでした。

結局、そのエレベーターで1時間ほど足止めをくらってしまったことで、後の配達は渋滞に巻き込まれ、午後の飲食店（約10店舗ほど）に多大なご迷惑をかけてしまいました。

幸い、損害賠償の話までいきませんでしたが、大きなトラブルへと発展してもおかしくない出来事でした。

ちなみに、エレベーター操作ですが、やり方は合っていたんですが、『開』『閉』を同時に押すの、同時が本当に同時に押さないといけないタイプで少しでも押すタイミングがずれると起動しないことが原因でした。

早朝案件は組み合わせて稼ぐのに向いている仕事

軽貨物配送における早朝案件をご紹介してきましたが、個人的には大いにアリな仕事だと思っています。

ただ、早朝案件のみで大きく稼ぐのは難しいので定期配送との組み合わせで動くことをおすすめします。

ちなみに私の場合は早朝に市場の配送をして、午後に5～6件程度の企業配を行っていました。

このように半日どうしの定期案件を組み合わせることで早朝案件は単価が良いの普通の案件の組み合わせよりも稼げる可能性が大きくなります。

遅配による損害リスクはありますが、慣れてくると仕事自体も難しいものではありませんし、時間に追われるようなものでもないので精神的なストレスも少ないです。

早朝案件は、その他の案件と組み合わせて取り組むようにしましょう。