Uber Eats(ウーバーイーツ)は、2014年にアメリカで始まったデリバリーサービスです。
ユーザーはスマートフォンで店舗に注文し、それを受けて配達パートナーが店舗に注文された飲食物を集荷に伺って、配達する仕組みです。
2016年に日本でも開始され現在、配達パートナー、提携店舗ともに拡大しているサービスになります。
ページ内では、Uber Eats(ウーバーイーツ)の詳細ページ(PR)も設置してありますので、配達パートナーに興味のある方はリンク先で条件などの詳細をご確認ください。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーは、自転車・自動車・バイクによって配達していますが、軽貨物でUber Eats(ウーバーイーツ)に登録する時のメリットとデメリットをまとめましたので、これから配達パートナーを検討している方は参考にしていただければと思います。
⇒ Uber Eats 配達パートナープログラムページ内目次
軽貨物Uber Eats(ウーバーイーツ)のメリット
体力的に優しい
軽貨物での配達は自転車での配達と比較して体力的に優しいです。
短時間稼働であれば、それほど体力面は気にすることもありませんが、長期間Uber Eats(ウーバーイーツ)で稼働する事を考えると出来るだけ身体に負担のない形で稼働するのがベストです。
体力に自信がない方でも軽貨物での配達パートナーであれば問題ありません。
雨・風・紫外線を気にせず配達することができる
Uber Eats(ウーバーイーツ)に限らずデリバリーの大変な所は、自然環境です。
特に雨が降っている日、風が強い日、夏の暑い日、冬の寒い日の自転車・バイクでの配達は厳しいものがあります。
このように自然環境の厳しい中でも軽貨物での配達であればストレスなく業務にあたることができます。
荷物が運びやすい
- ドリンク類
- ラーメン・うどんなどの汁付きの麺類
- カレーや麻婆豆腐
- お寿司
Uber Eats(ウーバーイーツ)での配達では当然運びにくい飲食物の注文もあります。
その荷物に細心の注意を払って配達するのはとてもストレスのかかることです。
配達の途中で飲食物をこぼしてしまったら、配達パートナーが責任をとることになります。
自転車やバイクでの配達と比較すると軽貨物での配達は飲食物を車内で安定させることができるので、運びやすいです。
カーナビナビが使い易い(事故リスクが低い)
軽貨物での配達であればカーナビも普通に使う事ができます。
しかし自転車・バイクの場合にはスマートフォンなどをハンドルに固定させて配達する事になりますので、下を見て運転する機会もおおくなり、事故のリスクも高まります。
カーナビが普通に使えることは事故リスクの軽減に繋がりますので、軽貨物で登録するメリットとなります。
軽貨物Uber Eats(ウーバーイーツ)のデメリット
駐車禁止違反のリスクがある
軽貨物配達のデメリットになりますが、店舗での集荷時、ユーザーへの配達時は路上に停車する事になるので、駐車禁止違反として罰則を受けるリスクがあります。
特に都心部のタワーマンションなどでは上層階への配達に何度もセキュリティーがあり、エレベーターも遅いことがあり駐車禁止違反のリスクが高くなります。
また、最近ではUber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーが増えたことから、デリバリー注文の多さから店舗で待たされることもあり、この間に駐車禁止違反の取締りにあうこともあります。
自転車であれば、駐車禁止違反のリスクがないので軽貨物配達のデメリットとなります。
なお、駐車禁止で取締りを受けてしまったら罰金・減点処分の罰則があります。
詳しい罰金額や減点内容などは別ページでまとめましたので、そちらのページをご覧ください。
小回りが効かない事による時間ロスストレス
軽貨物での配達は自転車やバイクでの配達と比較すると小回りが効きません。
特に都心部は道路も入り組んでいる事も多く、一本道を間違えるだけ10分程度時間をロスすることもあります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)では配達時間の目安はありますが、あくまでも目安になります。
ただしそれは自分のペースで配達できるという意味ではなく、ユーザーもその配達予定時間の目安を参考にしていることから、大幅に遅れればクレームとなります。
なのでUber Eats(ウーバーイーツ)での配達では自然に時間を意識することになりますので、小回りが効ない事による時間ロスストレスのデメリットが軽貨物での配達にはあります。
営業用ナンバーを取得する必要がある

Uber Eats(ウーバーイーツ)を軽貨物で登録する為には、営業用ナンバーを取得する必要があります。
営業用ナンバーとは、軽自動車検査協会が発行する事業用自動車のナンバープレートになります。
デリバリー業務を商業的行為とする場合、道路運送法で事業用自動車登録が必要になります。
営業用ナンバーの取得自体はそれほど難しいものではなく、費用も1,440円で取得できます。
営業用ナンバーの詳しい取得方法に関しては別ページをご覧ください。
自転車・バイクよりも経費がかかる
軽貨物は自転車・バイクと比較すると経費が多くかかります。
具体的にはガソリン代・オイル交換代・車のローン代(もしくはレンタル代)・駐車場代・任意保険代などの経費がかかってきます。
稼働状況にもよりますが、軽貨物で一ヶ月稼働した時の経費は50,000円~60,000円程度になります。
一般的な軽貨物配送と比較するとUber Eats(ウーバーイーツ)の配送は10km未満の近距離が多いので、一日フルで稼働してもガソリン代はそこまでかかりません。
収入だけに目を向けずに出ていくお金に関しても意識を持っておきましょう。
都心部だったら自転車のほうが早い
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達距離は、エリアによってまちまちですが都心部であれば数分(2~3km)の案件もざらにあります。
このような場合だと、軽貨物での配送よりも自転車のほうが早く配達することができます。
早く配達することが出来るというのは、次の案件を獲得できるチャンスが多くなるということで、より稼げる可能性が高くなることを意味しています。
軽貨物Uber Eats(ウーバーイーツ)で一日稼働した時の売上目安は1万円
※Uber Eats の配達パートナーは個人事業主であるため稼働の状況によって売上は大きく変動します。また報酬は、時間、地域、プロモーションによって異なります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)、6月18日に一日の売上記録更新した。
— まいだんらお (@mai_dang_lao) June 21, 2020
雨の中、ゴアテックス素材のトレッキングシューズも完全にびしょ濡れになるなか、ママチャリで頑張った結果である。 #ubereats #Fukuoka pic.twitter.com/P7iqD1Rooe
この日は動画のために丸一日Uber Eats(ウーバーイーツ)やった(^ ^)
— ガッキー@軽貨物フリーランス (@gacky_freelance) April 22, 2020
キツイ、、笑
4月21日(火)売上報告
Uber11263円
売上合計11263円
高速代▲0円
ガソリン代▲1042円(ℓ120円)
駐車場代▲0円
純利益10221円#軽貨物#売上報告
11/6 Uber
— うさとら@軽貨物 (@usagi_transport) November 6, 2020
17:40〜23:40
乗車12回
¥5695
ほぼ待機時間が無く、車中泊用のプラダンシェードは作成できず。
毎回、このくらい売上がいくと助かるんだけど、そう甘くないよな…。
基本料金×ブースト×クエスト-手数料=手取り売上
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬体系は単純に配送距離で決まっているわけではなく、上記の『基本料金』『ブースト』『クエスト』から手数料分を差し引いた金額が報酬となります。
基本料金とは、『受取料金+受渡料金+距離料金』を足した金額になります。
ブーストとは、注文の多い時間帯の配達報酬が上がるシステムになります。
クエストとは、一定期間の配達回数を評価してくれるインセンティブ報酬になります。
手数料は配達距離や飲食店によって変動制になりますが料金の10%~20%の所が多くなっています。
これらを考慮すると、一日フルで稼働した時の目安の売上は1万円程度になります。
売上は週に1回(月曜日の4時が締め日)、翌週の火曜日以降に入金されます。
ウーバージャパンが一方的な報酬の引き下げを行う【2019年11月】
2019年11月29日、Uber Eats(ウーバーイーツ)を運営するウーバージャパンが東京の配達パートナーに対しての基本報酬を引き下げました。
それまで1kmあたりの配送料が150円だったものが60円に減額となってしまいました。
これは軽貨物に限らず自転車・バイクと全ての配達パートナーに共通して言えるデメリットですが、Uber Eats(ウーバーイーツ)で配達パートナーをするということは、いつこのような報酬の減額にあうか分かりません。
最近のUber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの傾向
最後に最近のUber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの傾向になりますが、提携店舗に対して配達パートナーが多い状況が発生していることから稼ぎにくい状況となっています。
特に都心部では学生やフリーターなどのアルバイト代わりで稼働する人が多いことから、案件獲得も困難な状況となっています。
とはいえ、稼いでる配達パートナーもいることは事実です。
地域によって、最適な立ち回り方を知る事で他の配達パートナーよりも多く稼げる可能性もあります。
軽貨物配達パートナーはまだまだ少ない状況なので、差別化の意味で参入の余地はまだあります。
軽貨物でUber Eats(ウーバーイーツ)は稼ぎにくい
Uber Eats(ウーバーイーツ)を軽貨物を使って配達する時のメリット・デメリットをご紹介しましたが、個人的にはUber Eats(ウーバーイーツ)は自転車・バイクの方が稼げると思っています。
なお、別ページではUber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの口コミページもありますので、そちらもご覧ください。
やはり軽貨物には経費が多くかかってくるのがネックになっています。
ただ、Uber Eats(ウーバーイーツ)を他の仕事と組み合わせるのは大いにおすすめしたい働き方です。
軽貨物の場合、どうしても土日は荷物の量が減る傾向にあるので、土日だけUber Eats(ウーバーイーツ)で稼働したり、もしくは年末年始やゴールデンウィークなどの軽貨物の閑散期にUber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーになるなどすると上手く稼げる可能性があります。
軽貨物を使ってUber Eats(ウーバーイーツ)一本で稼ぐのはおすすめしませんが、このように自分の空いた時間や閑散期を埋める仕事としては最適だと思います。
⇒ Uber Eats 配達パートナープログラム