軽貨物ドライバーとしてやっていくために欠かす事が出来ないのは仕事の取り方(営業方法)をマスターすることです。
一口に仕事の取り方と言っても、最近ではインターネットの普及もありいろいろな方法があります。
私は軽貨物委託業者に勤めて営業職を担当してきましたので、私が行っていた方法と共に最近の仕事の取り方もご紹介していきます。
荷主になりうる企業に飛び込み営業する仕事の取り方
- 物流倉庫
- 工場
- お弁当屋
- クリーニング屋
- 大手宅配業者
軽貨物の世界で最もオーソドックスな仕事の取り方は荷主になりうる企業に飛び込み営業することです。
これは直請け(ちょくうけ)などとも言われ、営業に成功すれば中抜きされることもないので利益率も高い仕事となります。
また単価の交渉も行えるというメリットもあります。
営業する際は料金表を持参していくと話を聞いてくれやすい傾向にあります。
相手を呼び出す時は『配車担当の方をお願いします』などと声をかけるとよいでしょう。
飛び込み営業と聞くとマイナスの印象をお持ちになる方も多いかと思いますが、軽貨物の世界ではそれほど毛嫌いされません。
なぜなら荷主側も車両の確保に困っている事が多いからです。
例えば、物流倉庫などは発送漏れなどで緊急依頼で走ってくれる車両を探しているケースが多いです。
お弁当屋などは、自社でも車両を持っている事がありますが、受注が増えた時の補充枠や新しいコースを増やしたいけど車両を買うまでの受注数はない、などの時に使ってくれます。
飛び込み営業は1日使って行うというよりも仕事終わりに近くの荷主になりうる企業を訪問して料金表を配ってくるイメージで行うと効率が良いです。
料金表と一緒に名刺も渡せれば印象にも残りやすいです。
ちなみに荷主になりうる企業の一例をあげましたが、荷物を抱えている所全て荷主となりうる可能性があります。
例えば、自動車や雑貨メーカーなんかは荷物を作っていますが自社の車両で各店舗に配送を行っています。
このような企業に営業をかけるわけです。
軽貨物マッチングアプリを使った仕事の取り方
- ピックゴー
- ハコベルカーゴ
- アマゾンフレックス
- Uber Eats(ウーバーイーツ)
軽貨物のマッチングアプリとは、荷主とドライバーのマッチングを目的としたiPhoneやandroidで使えるアプリです。
案件が成立した時にのみ手数料が発生するのでリスクもありません。
ただし昨今、案件に対してドライバーが多くマッチングアプリから仕事を取るのは極めて難しくなりました。
また、マッチングアプリは地方では特に案件自体も少ないと言ったデメリットもあります。
マッチングアプリは補助的に使って、仕事が取れたらラッキーくらいに思っておくのがよいでしょう。
軽貨物の掲示板を使った仕事の取り方
軽貨物の掲示板とはインターネットで公開されている軽貨物関係者が自由に書き込める掲示板です。
掲示板には自社の特徴をPRして仕事取ります。
掲示板を使った仕事の取り方は費用がかからないと言ったメリットがありますが、それほど反響も多くありません。
またずらーっと書き込まれた掲示板は見にくく、書き込まれた内容が埋もれてしまうと言ったデメリットもあります。
手前味噌ではりますが、弊社でも軽貨物の掲示板『かるばん』を運営しております。
かるばんは雑多になりやすい掲示板を見やすくして使いやすくしました。
企業は案件を書き込めて、ドライバーは希望案件を書き込める仕様となっています。
費用はかかりませんので是非ともかるばんを使ってみてください。
軽貨物でやってはいけない仕事の取り方
最後は軽貨物の世界においてやってはいけない仕事の取り方をご紹介します。
それは荷主企業の横取りです。
例えば、マッチングアプリで企業とマッチングして荷主に集荷に伺った際に、直受け営業をするなどです。
これはマッチングサイト運営企業からの荷主企業の横取りとなり、規約違反行為でもあります。
また、横の繋がりで案件をもらったドライバーの荷主企業に営業をかけるのもご法度です。
確かに集荷の際に『うちのが安いですよ』と営業するのが一番簡単な仕事の取り方ですが、これをやってしまうと一気に信用をなくし横の繋がりも崩壊します。
軽貨物の世界は持ちつ持たれつで成り立っています。
自社で抱えきれない時は、横の繋がりのドライバーに仕事を紹介して紹介マージンをいただくこともあります。
横の繋がりを大切にして、営業活動に取り組んでみてください。
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