企業配とは、文字通り企業(会社)への配達になります。
その為、配達先は大きなビルや雑居ビルが中心になります。
企業配の仕事内容を、一日の流れ、収入、注意点などについてまとめましたので、参考にしていただけたらと思います。
ページ内目次
企業配の一日の流れ
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- 7:30出社
- 業務委託契約を交わした営業所(一般的には物流倉庫)へ出社します。
各エリアの荷物を配送の順番に積み込んでいきます。
大体30企業ぶんの荷物を積み込みます。
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- 9:00配達開始
- 専用端末を起動させて各エリアへ配達を開始していきます。
一般的に企業配は2便制になるので、営業所と各エリアを2往復することになります。
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- 18:00配達終了
- 最後の配送が完了したら店舗へ戻って、伝票の整理、持ち戻り荷物を戻す、回収したトナーなどの廃棄、端末のシャットダウンを行います。
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- 18:30業務終了
- 全ての業務が終了したら営業所で解散となります。
稼働は月曜日~金曜日の9時~18時
企業配は一般的に、月曜日~金曜日の週5稼働(土・日・祝日休み)になります。
これは配送を行う企業に合わせたものとなっています。
その為、不在も少なく精神的にも落ち着いて業務にあたれるのが特徴です。
また配達時間も企業の始業に合わせて9時~18時程度までとなっていますので、拘束時間もそれほど長くありません。
収入は一日保障金額なので安定志向の人向きの仕事
企業配の収入は一日保障金額で設定されている所が多いので、出勤した日数に応じて収入が決まります。
一般的な相場で言えば、一日保証金額で15,000円~18,000円になりますので月収375,000円~450,000円となります。
トナーの回収があった場合には、日給にプラスされます。
軽貨物配送事業の相場で言えば、平均的な月収に落ち着きますが、稼働日も稼働時間もそれほどハードでなく収入もそこそこでいいと考える安定志向型の人に企業配はおすすめな仕事です。
難敵はコピー用紙の配達
- A5:約10kg
- A4:約20kg
- A3:約40kg
- B5:約15kg
- B4:約30kg
企業配の荷物の多くは文房具(ボールペン、クリアファイル、付箋など)になりますが、重い荷物があります。
それがコピー用紙です。
一番需要の多いA5のコピー用紙は1箱(5,000枚)で約20kgの重さがあります。
コピー用紙の積み下ろしやエレベーターのない雑居ビルへの配送などは、結構ハードになることもあります。
ちなみに企業配ではコピー用紙を一気に5~6箱を台車で運ぶことも珍しくありません。
A4のコピー用紙で約100kg~120kgになります。
このような重量の荷物にも耐えられる台車は企業配では必需品になります。
よくあるのが80kg程度耐えられる台車を用意して配送中に足が折れて、コピー用紙を手で運ぶことになって大変な目に遭ってしまうということです。
買い替える費用も余計にかかりますし、企業配を検討される方は最初から150kg以上対応してくれる台車を用意しておくことをおすすめします。
おすすめはTRASUCOのストッパー付きの台車(軽量で静音設計)になります。
企業配仕事情報
配送距離(1日) | 60km~80km |
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月収例 | 375,000円~450,000円 |
勤務時間 | 7:30~18:00 |
休日・休暇 | 週休2日(土・日・祝休み) |
企業配は男女問わずおすすめな仕事
- 週休二日なので肉体的に優しい
- 安定して稼げる
- 荷物が運びやすい(コピー用紙以外)
- 一日の配送件数目安は50件程度
企業配は時間にひっ迫した配送というよりも、企業からのクレームに配慮した配送を一番に求められます。
また、企業に出入りするので、小綺麗な服装や手入れ(髭剃り、寝ぐせ、爪切りなど)は欠かせません。
配達場所に関しても、契約した企業になるので一ヶ月もするとほぼ一度は訪れたことがある企業になります。
企業配は比較的、軽貨物事業者の初心者の方が最初に取り組む方が多い仕事になります。
男性にも女性にも安定して収入を得たい方に企業配はおすすめです。