初めて軽貨物ドライバーとして稼働する時に『動きやすい格好』や『清潔感のある服装』などと服装について具体的に指示されないケースがあります。
このページでは、そう言った私服で仕事をする場合の服装についてトップス・ボトムス・アウター・シューズに分類してズバリ回答しています。
基本的に男性も女性も気にするべきポイントは同じです。
ページ後半では、大手宅配での服装(制服)や委託会社の面接時の服装についても紹介していますので参考にしていただければと思います。
ページ内目次
軽貨物ドライバーの基本的服装

トップスはポロシャツ
トップス(上着)はポロシャツが基本です。
ポロシャツの色に特に制限はありませんが、サイズはジャストサイズを選ぶようにしてください。
白、黒は汚れが目立ちやすいのでグレー、紺などがベターです。
胸ポケットありのポロシャツを選ぶと、ボールペンやメモ帳等を入れておけるのでおすすめです。
ボトムスは作業着もしくはチノパン
ボトムス(下半身)はストレッチ性のある作業着、もしくはチノパンがおすすめです。
作業着とは、作業や労働の際に着用する衣服全般のことを指しますが私のおすすめはアコーディオンポケットのあるタイプの作業着です。
アコーディオンポケットとは、楽器のアコーディオンの蛇腹(じゃばら)部分を模したデザインが特徴のポケットで収納力があるのが特徴です。
アコーディオンポケットが両足太もも外側に設置されているタイプの作業着がおすすめです。
アコーディオンポケットがあると、不在票や伝票などを収納することができます。
腰袋やウエストポーチなどに不在票や伝票を入れる稼働するドライバーもいますが、持ち物はできるだけ少なくしたほうがストレスなく稼働できます。
アウターは撥水加工のあるシャカシャカジャンパー(裏起毛)
アウターは撥水加工のあるシャカシャカジャンパーがおすすめです。
シャカシャカジャンパーを選ぶ際は生地の柔らかいナイロン製のものがおすすめです。
また裏起毛(うらきもう)タイプを選ぶようにしてください。
裏起毛とは、生地の裏側を起毛処理した素材のことです。
また、撥水加工は必須です。
大雨の日にはカッパを着て配達しますが、小雨であれば撥水加工のフード付きジャンパーで支障がありません。
なお、軽貨物ドライバーは冬場はアウターを着ながら配達します。
暖かいからといってゴワゴワするダウンコートでは配達しずらいです。
薄手でもよいので裏起毛のシャカシャカジャンパーを選ぶようにしてください。
シューズはスポーツシューズ
シューズはクッション性のあるスポーツシューズを選ぶようにしましょう。
可愛いタイプのスポーツシューズもありますが、私のおすすめはマラソン選手などが練習で使うタイプです。
オシャレなスポーツシューズよりも価格は高い傾向のありますが(一万円程度)、それでも耐久性とクッション性が高いです。
シューズの色はなんでも大丈夫です。
ちなみに雨の日は長靴に履き替えて配達することになりますが、この時のおすすめはショートタイプのレインシューズです。
レインシューズに関しては便利グッズページで紹介していますので、そちらのページも参考にしてください。
大手宅配の服装
ここからは大手宅配の服装を紹介します。
制服がある現場であれば私服での稼働は禁止になりますので、各現場に規則を守りましょう。
ヤマト運輸(制服)

ヤマト運輸は制服の支給があります。
支給される制服は帽子、ポロシャツ、ボトムス、靴、アウターです。
ヤマト運輸は、2020年9月に耐久性・伸縮性のある新しい制服となりました。
色もそれまでの薄緑色から濃い緑色になりました。
佐川急便(制服)

佐川急便も制服での稼働になります。
佐川急便の制服はポロシャツ、ボトムス、靴、アウター、ハーフパンツです。
ヤマトとの違いは帽子がないこととハーフパンツでの稼働アリのことです。
夏場ハーフパンツの服装で仕事していいのはかなりメリットですね。
佐川急便では、2022年6月に新しい制服となりました。
日本郵便(制服)

日本郵便も制服支給となります。
日本郵便の制服は、帽子、ポロシャツ、ボトムス、アウターです。
日本郵便もヤマト同様にハーフパンツの支給はありません。
日本郵便の制服も2017年にリニューアルされました。
以前は濃紺の制服でしたが、現在はポロシャツが水色になり、襟周りや袖口に紺色を残したデザインとなっています。
ただし個人的には、ヤマト、佐川と比較すると伸縮性やデザイン性などで劣っていると感じています。
アマゾンフレックス(私服)
安全確保のため、Amazonのデリバリーステーションの構内で業務をする際に満たしていただく必要がある条件(耐滑シューズや安全ベストの着用等)が存在しますが、それを満たしていただく限り、服装等をAmazonから個別具体的に指定することはありません。個人事業主として、自由に選ぶことができます。ただし、Amazonのお客様の前では、プロフェッショナルとして相応しい服装と振る舞いが求められますので、個人事業主として自ら適切なご判断をお願いします。例えば、タトゥーがある場合、Amazon Flexでの配達時には、お客様の目に触れないような服装での対応をお願いしております。
日本でのAmazonフレックスに関するよくある質問
アマゾンフレックスは2018年から日本で始まった、Amazonが個人の軽貨物ドライバーと直接契約を交わしてAmazon荷物の配達業務を行う働き方です。
専用のアプリを使って空いた時間で稼働できるため、配達未経験のドライバーも稼働しやすい特徴があります。
アマゾンフレックスでは制服の支給はなく、私服での稼働となります。
特に厳しい制限などもないため、配達員にふさわしくない服装(ジーンズやサンダル)で稼働してしまっているドライバーも散見されています。
基本的に帽子は必要ない
私服で稼働する場合、基本的に帽子は必要ありません。
ただ、大雨の時、日差しが強い時のために一個持っておいてもよいでしょう。
その際は、ヤマトや日本郵便の制服のようにキャップタイプのものがおすすめです。
帽子も撥水加工の程してあるタイプを選ぶようにしましょう。
配送中のサングラス、ネックレス、ピアス、ヒゲはNG
服装ではありませんが、身につけるものという意味でサングラス、アクセサリー、ピアスはNGです。
最近では様々な業界で運転手のサングラスが解禁されていますが、軽貨物ではまだ一般化していません。(通勤時のサングラス着用ではなく、配達中のサングラス着用がNG)
ネックレス、ピアスなどのアクセサリー類もNGです。
時計は特に種類関係なくOKです。
男性の方はヒゲを生やして配達するのはいくら整えていてもNGです。
【番外編】委託会社の面接は清潔感重視!
番外編として、配達の時ではなく委託会社に面接に行く際の服装についても紹介します。
通常の就職活動では面接時にはスーツ一択だと思いますが、軽貨物の場合はスーツでなくてもOKです。
スーツ以外では、今回紹介したようなポロシャツに作業着でもOKです。
ただし、清潔感を見られますので使い古されたものではなく比較的新しい衣服で臨んだほうがよいでしょう。
私は軽貨物の委託会社で面接も対応していましたが、オフィスに入ってきても帽子を脱がない方が多数いました。
面接ではそうゆう服装以外のマナーも当然大切になります。
委託会社の面接では、『清潔感』と『一般常識』を念頭に入れて臨んでください。