
東京都西多摩郡日の出町に本社があるアウルズカーゴは大手物流会社、メーカーと取引している軽貨物配送事業者です。
料金で競いがちな軽貨物の業界に品質で勝負するという理念のもと、2020年の開業から着実に業績を伸ばしています。
同社のビジネスモデル、今後の展望などを代表の山内寛野さんにお聞きしてきました。
ページ内目次
社長プロフィール
社長プロフィール

山内寛野(やまうちひろや)
生年月日:1984年11月17日
出身地:愛知県名古屋市
最終学歴:日本大学通信教育部中退
趣味:ダーツ
座右の銘:気持ちに余裕、技に自由
一念発起し36歳で軽貨物事業をスタート


かるかも
軽貨物事業を始められたきっかけを教えてください。

山内さん
私は21歳の頃から物流の業界で働いてきましたが2t車(チルド)、4t車、大型自動車での物流業務を行っていました。
そこで一般貨物運送事業の限界を感じていました。
どうしても会社員という立場でドライバーに取り組んでいると荷物に対する意識が甘くなります。
また平成2年施行の物流二法による規制緩和の影響から運賃の値下げの影響がドライバーの質を下げてる現状も見てきました。
このような状況に疑問を覚え、自分の配送クオリティがどこまで通用するのか試すべく、一番ミニマムで独立できる軽貨物事業を36歳の時(2020年)にスタートさせました。
有難いことに前職場の取引先様が、私に仕事を回してくれたことで事業初年度から赤字を出すことなくここまで来れています。
そこで一般貨物運送事業の限界を感じていました。
どうしても会社員という立場でドライバーに取り組んでいると荷物に対する意識が甘くなります。
また平成2年施行の物流二法による規制緩和の影響から運賃の値下げの影響がドライバーの質を下げてる現状も見てきました。
このような状況に疑問を覚え、自分の配送クオリティがどこまで通用するのか試すべく、一番ミニマムで独立できる軽貨物事業を36歳の時(2020年)にスタートさせました。
有難いことに前職場の取引先様が、私に仕事を回してくれたことで事業初年度から赤字を出すことなくここまで来れています。

かるかも
現在はどのようなスタイルで仕事をされていますか?

山内さん
基本的には24時間365日稼働しています。
仕事を断らずにここまでやってきました。
ただ私の身体は一つなので、物理的にお受けできないご依頼があることもあります。
この場合は、荷主様に日程の再調整をしていただくように交渉するか、協力会社にお願いして案件をいただくこともあります。
営業に関しては、現在はフルコミッションで外注しています。
とにかく私に依頼してきた荷主様の荷物は私か私経由の協力会社が確実にエンドユーザーまで配送する仕組みが現在整っています。
仕事を断らずにここまでやってきました。
ただ私の身体は一つなので、物理的にお受けできないご依頼があることもあります。
この場合は、荷主様に日程の再調整をしていただくように交渉するか、協力会社にお願いして案件をいただくこともあります。
営業に関しては、現在はフルコミッションで外注しています。
とにかく私に依頼してきた荷主様の荷物は私か私経由の協力会社が確実にエンドユーザーまで配送する仕組みが現在整っています。
難易度の高い荷物を正確に運ぶことで差別化していく

かるかも
御社の特徴を教えてください。

山内さん
難易度の高い荷物を正確に配送することができるのが弊社一番の特徴です。
例えば、弊社ではシュリンク包装(透明なフィルムで覆う包装)されている紙パック商品や建築デザインの模型、医療機器などを主に配送しています。
このような荷物は破損すれば買取になる他社では嫌がられる荷物ですが、その分料金も交渉することができるというメリットもあります。
私の独立のきっかけでもある『配送クオリティを試したい』という気持ちもあったので、このように配送スキルの必要となる荷物を主に扱うことで他社と差別化しています。
おかげ様で大手飲料メーカー様と直に取引させてもらえているので、ある程度の評価はいただいているかと思います。
例えば、弊社ではシュリンク包装(透明なフィルムで覆う包装)されている紙パック商品や建築デザインの模型、医療機器などを主に配送しています。
このような荷物は破損すれば買取になる他社では嫌がられる荷物ですが、その分料金も交渉することができるというメリットもあります。
私の独立のきっかけでもある『配送クオリティを試したい』という気持ちもあったので、このように配送スキルの必要となる荷物を主に扱うことで他社と差別化しています。
おかげ様で大手飲料メーカー様と直に取引させてもらえているので、ある程度の評価はいただいているかと思います。

かるかも
難易度の高い荷物は破損のリスクも高いと思います。これまでに配送による失敗などはありましたか?

山内さん
幸いなことに今まで失敗という失敗はありません。
ただ人間が行う仕事になりますので失敗の可能性もあります。
その為に貨物保険に加入するなどのリスク回避は必須だと考えています。
最近はマッチングアプリの普及もあって気軽に軽貨物ドライバーになる人も多いですが、万が一の責任がとれないドライバーが多いように感じています。
サービスと補償は常にセットに考えて仕事に取り組むようにしています。
ただ人間が行う仕事になりますので失敗の可能性もあります。
その為に貨物保険に加入するなどのリスク回避は必須だと考えています。
最近はマッチングアプリの普及もあって気軽に軽貨物ドライバーになる人も多いですが、万が一の責任がとれないドライバーが多いように感じています。
サービスと補償は常にセットに考えて仕事に取り組むようにしています。
荷主様にも従業員にもホワイトな軽貨物企業を作りたい

かるかも
今後の展望を教えてください。

山内さん
直近では2023年までに正規雇用ドライバーを5名採用することです。
最終的な目標は、青森、福島、東京、名古屋、京都に拠点を設けて全国の荷主様に対応できる企業になることです。
長時間勤務、サービス残業が当たり前の運送業界において取引先にも従業員にもホワイト企業になりたいと思っています。
最終的な目標は、青森、福島、東京、名古屋、京都に拠点を設けて全国の荷主様に対応できる企業になることです。
長時間勤務、サービス残業が当たり前の運送業界において取引先にも従業員にもホワイト企業になりたいと思っています。

かるかも
現在も社員ドライバーを募集しているとのことですが、どのような人材を募集していますか?

山内さん
急がない人、人の言うことに耳を傾けられる人を募集しています。
弊社の特徴は高い輸送品質になりますので、スピードよりも正確で丁寧な仕事が求められます。
弊社のドライバーには、荷主様の思いや物流業界全体の社会的信用だったりも一緒に運んでいるような高い姿勢で仕事に取り組んでもらいたいと思っています。
弊社の特徴は高い輸送品質になりますので、スピードよりも正確で丁寧な仕事が求められます。
弊社のドライバーには、荷主様の思いや物流業界全体の社会的信用だったりも一緒に運んでいるような高い姿勢で仕事に取り組んでもらいたいと思っています。
会社概要
会社名 | アウルズカーゴ |
---|---|
代表 | 山内寛野 |
本社所在地 | 東京都西多摩郡日の出町平井727-14-202 |
連絡先 | 電話:070-2164-6088 |
アウルズカーゴを取材した感想
今回は東京都日の出町のアウルズカーゴ代表山内さんにお話を聞かせていただきました。
軽貨物事業では珍しい正規雇用ドライバーで事業の拡大を目指すという壮大な目標を語ってくれました。
また、独立時には公私混同は仕事じゃないという理由から軽バンではなく箱車(荷室をパネルで覆われるている車)で開業するなど独自の理念を持つとても仕事に熱い方でした。
難易度の高い荷物を丁寧に配送することで着実に業績を伸ばさされていましたが、山内さんのお話を聞いているうちに『あ~、確かに、この会社だったら自社の大切な荷物もお願いしたくなるよなぁ~』なんて気持ちになっていました。
今後の発展が楽しみな軽貨物事業者様でした。